英語学習初心者がやりがちな間違い① 総合英語系参考書編

高校の副教材としてほぼ必ず買わされる総合英語系の参考書ですが、学習における位置づけを間違えるとただのお守りになります。

今回は総合英語系参考書の学習上の位置づけと使い方についてまとめました。

総合英語系参考書は「やらない」

     問題集のように「やる」ものではなく、参照するものです。辞書と教科書の中間と位置付けましょう。

まずはここです。社会人になってから英語を学びなおそうとして、学生時代の記憶や書店で並べられた威厳ある佇まいから、ついつい買ってしまい、最初は気合十分に取り組もうとするがその内容の多さに嫌になって英語学習自体もストップする、そんな人は多いのではないでしょうか?
総合系参考書はあくまでも参照物です。文法事項の辞書替わり。なくてもいいけどあったほうがいい、それくらい位置づけで良いです。

すでに持っている人や、なんとなく持っておきたいという人のために、ではどう使うのが効果的かを解説します。

一番見るべきは目次

           目次=英語のルール一覧。なんとなくでも分かっている箇所は飛ばしてOK

初めに「辞書替わり」とお伝えしました。総合英語系参考書の一番の価値は目次です。

目次は、すなわち英語をほぼ完全に理解するために知っておかなきゃいけない項目はこれだけですよ、と教えてくれているわけです。

そのような作業をもれなくできるのが総合英語系の参考書ですので、その点では学びなおしの人も持っていた方が良いと言えるでしょう。

パッと目次を見て、あれ?なんだこれ、と思た項目があったら目を通してみて演習問題に取り組む、それくらいの使い方が良いです。

初学者は日本語だけ読めばOK

          英語が全然だと言う人は、英語を読まずに日本語の解説を読むだけで十分です。

英語の初学者がまずつまずきやすいのが、文法用語です。仮定法やら分詞構文やらですね。

そのような人のための総合英語系参考書の使い方としては、日本語の解説だけを読んでいくのが良いです。

文法用語の辞書として、仮定法とは日本語で言うところのどんな用法なのか、分詞構文とは何なのか、文法用語を日本語でしっかり理解しておくことが重要です。ここでのポイントは、英語での活用方法まで理解できる必要はありません。問題集の解説などを読んで文法事項が出てきたときに、あ、あの時読んだやつだな、くらいになれればOKです。

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